にゃん、にゃん、にゃんの語呂合わせだけではなく、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日」という趣旨が込められているそうです。
ペットがそれ以上の存在となる愛情を知り育むことは、一緒に暮らしてこそ得られる経験ですね。
当院はアレルギー科があり、喘息のお子さんもたくさん来院されます。
喘息発作の予防には室内環境の見直しが重要です。
診療の際にはペット飼育の相談もあります。
喘息の原因がダニ、ハウスダスト、カビ、ペットなどのアレルゲンであることが分かっている場合、結論からお話しすると…飼わないようにしましょう、とお答えします。
特に猫のアレルゲンは室内に長時間ただよいやすく、掃除による除去が難しいといわれます。
猫アレルギーを予防する方法は、ずばりアレルゲンとの接触を最小限にとどめる!ことです。すなわち飼わない!ことですね…しかし、発症以前から飼っていた場合などは、これまで一緒に暮らしてきた幸せを急になくすことになり、お子さんとご家族の情緒面への影響も心配です。
どうしても飼育する場合は室外が原則…ではありますが。
現在の住宅環境ではなかなか難しいのも現実。
飼い続ける場合の対策は?
猫アレルギーはほとんどの場合、ダニアレルギーも併発します。まずダニ対策。
他に生活環境の整え方の一例です。
※1~2週間に1回ペットを洗う
※ペットを寝室に入れない
※空気清浄機を寝室の枕元に置く
※ペットに触った後の手洗いを忘れない
※ペットの抜け毛対策
※対策は短期間ではなく継続して行うことが大切!
現在、猫アレルギーに対する特効薬はありません。猫のアレルゲンに陽性の場合、多くはダニアレルゲンに対しても陽性ですからダニの舌下免疫療法が可能です。ご相談ください。
猫アレルギーが原因で猫ちゃんと暮らすのは無理でも、それでもどうしてもペットと暮らしたい!ひとつの提案として。水生動物や両生類は問題ありませんよ。個人的にはとっても苦手ですが…笑
(担当伊藤)