子どもにとってぬいぐるみは仲の良いお友達のようなもの。
まるで宝物のように遊ぶ姿は本当に微笑ましいですよね。
しかし、いつも大事に抱いて寝ているぬいぐるみには大量のダニ抗原がつきやすいといえます。
乳幼児にとって、アレルギーの原因となるダニの死骸やフンは一番厄介な敵になるので、これを放っておくわけにはいきません。
そんなダニから守る方法として、ぬいぐるみのダニ対策について書いていきたいと思います。
(ぬいぐるみによっては今回ご紹介するダニ対策をすることが出来ないものもありますのでご注意ください)
ダニ対策の順番
① ダニを駆除する
ダニの弱点は『熱』です。50℃では20~30分、60℃の熱を与えればほぼ一瞬で死滅します。
スチームアイロン : 当て布をしてぬいぐるみにスチーム
コインランドリーの乾燥機 : 完全に内部まで熱を送る必要があるので40分以上かける
布団乾燥機 : 衣類乾燥袋などに入れて内部まで熱を送る
熱湯をかける : 60℃くらいの熱湯をかけて10分くらい浸しておく
天日干し : 黒いビニール袋に入れて、晴れた日(気温の高い夏限定)10~15時くらいの間放置
② 死骸やフンを除去する
ダニの死骸やフンは水溶性なので、水をつかって洗えば簡単に落とせるんです。
手洗いで洗う : ぬるま湯におしゃれ着洗剤を少量入れ、ぬいぐるみを浸し優しく押し洗いし、
水を何回か替えながら洗剤をしっかり落とすようにすすぐ
再びぬるま湯を張り、柔軟剤を入れ20~30分浸す(柔軟剤の後はすすぐ必要なし)
タオルで水気を取り、ぬいぐるみを包んだら洗濯ネットで厳重にガードして洗濯機で脱水(1分以内) あとは風通しのよいところで干しましょう。
洗濯機で洗う : ぬいぐるみは非常にデリケートなのでやさしく洗えるドライコースを選択し、洗い~すすぎまで行う。タオルで水気を取り、ぬいぐるみを包んだら洗濯ネットで厳重にガードして洗濯機で脱水(1分以内) あとは風通しのよいところで干しましょう。
③ 再繁殖しないように予防する
重曹でエサを落とす : ダニのエサとなる汚れを吸着できるので繁殖を予防することができます。消臭効果もあるのでニオイ対策としても優秀です。
ポリ袋にぬいぐるみを入れて重曹をたっぷりと振りかけ、ポリ袋の口をしっかり閉じて重曹をなじませ15分ほど放置。ぬいぐるみを取り出ししっかり重曹をはたき落とし、掃除機でしっかり丁寧に吸い取ります。
ダニ除けスプレー:天然成分だけで作られているものがあるので、殺虫剤とは違い、安心して使用することができます。
ぬいぐるみのダニ対策には日々のメンテナンスが欠かせません。
ぜひ、日頃から大切なぬいぐるみをきれいに保つことを心掛けていきましょう。
(担当大越)