11月に入り、徐々に朝夕の冷え込みが厳しくなり、秋の深まりを感じられるようになりました。
一日の気温差が大きいこの季節は体調を崩しやすい時期です。
基本的な感染症予防対策をすることと、規則正しい生活リズムを大切にしながら丈夫な身体づくりに心がけ、寒い冬に備えていただけたらと思います。
<皮膚のお話>
だんだんと気温が下がり、子どもたちの肌もカサカサが多くなってきました。皮膚はばい菌や汚れを通さないように、また体内の水分などが身体から出ていかないように守っています。
皮膚のバリア機能は表皮の角質層にあります。表皮の厚さは0.1ミリメートルと薄いものですが、子どもはこれよりもずっと薄くなっています。子どもの皮膚は、大人よりすべすべしていてきれいに見えますが、薄い分だけバリア機能も低く水分も出ていきやすくなっています。
その上、皮脂の分泌も少なく保湿機能も未熟なので、乾燥する季節にはカサカサしやすくなります。
<秋冬のスキンケア3か条>
秋冬の乾燥した空気は、デリケートな子どもの肌には大敵です。ほっておくとかゆかゆ、カサカサになってしまいます。「こまめに、ていねいに」日常的なケアを行ってください。
① たっぷり保湿
保湿剤は、お風呂上りに必ず塗りましょう。
肌に湿り気があるうちに使うと角質層に水分を閉じ込められるので効果的です。
② 清潔を保つ
顔に汚れなどがついていたらきれいに拭いてください。
お風呂ではごしごしこすらず、せっけんを泡立て優しく洗います。
③ 刺激を少なくする
直接肌に触れる衣類はメン素材がおすすめです。
ポリエステルなどの合成繊維は静電気を起こしやすいため、皮膚を刺激してかゆみのもとに。
〇肌のかさつき、お顔や身体の湿疹、おむつかぶれ、あせもなどの皮膚症状がある。
〇保湿剤の種類や選び方がわからない。
〇保湿剤やステロイド薬の正しい塗り方を教えてほしい。
〇ネットの情報がたくさんありすぎてどうしたら良いのか悩んでいる。
など、お子様のお肌に関するお悩みがあればお気軽に一般外来をご受診ください。
当院がはじめての方もお気軽にWEBからご予約くださいね。
(スタッフM.N)