7月に入り、本格的な夏の到来ですね。そこで気になるのは、紫外線。皆さんは、何歳から日焼け止めを塗る必要があるかご存知でしょうか?今回は、赤ちゃんの日焼け対策について、お話したいと思います。
日焼け止めは何歳から必要か?
赤ちゃんに日焼け止めを使うのは生後3~4か月目頃からがおすすめです。生後3か月未満の赤ちゃんは、肌が成熟しておらず日焼け止めの使用が負担になってしまう可能性があります。また、生後3か月頃までは、汗腺の機能がきちんと発達していません。皮脂の分泌量も多くなっているため、日焼け止めで肌にフタをしてしまうのは良くないと考えられています。生後3か月になるまで日焼け止めは使わず、紫外線の少ない時間に出かけたり、紫外線を遮蔽できる帽子や長袖を着用したりして、日焼けしないように対策しましょう。(紫外線量の多い時間帯は午前10時から午後2時です)
赤ちゃんの日焼け止めの選び方のポイント
1.紫外線散乱剤を使っている物を選ぶ
日焼け止めの成分には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。赤ちゃんに使う日焼け止め
は、紫外線散乱剤を使っている物を選びましょう。
・紫外線吸収剤(ケミカル):紫外線を熱などのエネルギーに変換して肌を守る成分
・紫外線散乱剤(ノンケミカル):物理的に紫外線を反射させたり散乱させたりする成分
紫外線吸収剤は塗っても肌が白くなりにくいのですが、人によってはまれにアレルギー反応を起こすことがあります。一方で、紫外線散乱剤は白くなりやすいもののアレルギー反応を起こすことはほとんどありません。そのため、赤ちゃんを含めて肌が敏感な方には紫外線散乱剤の方が使いやすいと言われているのです。
赤ちゃん用や子供用の日焼け止めは、多くが紫外線散乱剤のみを配合したものとなっており、「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤フリー」などの記載があります。
2.石けんやお湯で落とせるものを選ぶ
日焼け止めが肌に残っていると肌荒れの原因となるため、その日のうちに日焼け止めを落とすことが必要です。洗う時に肌を擦ってしまわないように、石けんやお湯で簡単に落とせる日焼け止めを選びましょう。
「簡単に落ちる日焼け止めは、汗ですぐ流れてしまうのではないか」と心配になりますよね。しかし、赤ちゃんの紫外線対策は、落ちにくい日焼け止めを使うよりも赤ちゃんの肌に負担が少ない日焼け止めを選ぶことが優先です。また、日焼け止めを落とした後は、保湿をすることも忘れないでくださいね。
初めて使う日焼け止めは試し塗りを行うことも大切です。
そして、まんべんなく塗り、こまめに塗り直すのがコツ。
赤ちゃんの肌に合った日焼け止めを選び、上手に活用しながら、お出かけを楽しんでくださいね。
(担当:N)