新年明けましたね。
みなさんどうお過ごしでしょうか。おじいちゃん、おばあちゃんに会いに行かれたり、ご家族でお出かけなど楽しい思い出がつくれたでしょうか。
子どもたちは長いお休みで生活リズムは、くずれていませんか?
生活リズムや環境の変化、水分摂取の減少によって現れやすい症状の中に便秘があります。
日頃、お子様のうんちを一緒に確認できていますか?
写真の③~⑤が健康なうんちです。1週間のうち2日、3日うんちが出なかったり、毎日うんちが出ていてもウサギさんのようなコロコロうんちだと便秘になることも。子どもが「お腹が痛い」と訴える原因の中で多いのが便秘です。
便秘を解消するには、規則正しい生活、食事、腹部マッサージ、同じ時間にトイレへ行く、それでもうんちが出ない場合は、薬の内服などの方法があります。
便秘になると、たまった便により直腸(腸の出口)が広がり、直腸のセンサーが鈍くなることで便意を感じにくくなり、便がたまってしまうという悪循環になってしまいます。そのセンサーを正常にする手助けとして薬があります。
薬を継続的に内服すると、薬がないと出なくなってしまうのでは?と不安に思うかもしれませんが、便がたまってしまう悪循環が十分に改善されないまま薬を止めてしまうと、また悪循環に陥ってしまうため、規則正しい排便習慣が確立してから薬を減らしたり、止めたりしていく必要があります。
先ずは、お子様の排便状態を正確に知ることが大切です。
「今日は、うんち出たかな?」「今日のうんちのお顔はどうかな?」などと、お話しながら確認することは、うんちの状態を把握するためだけでなく、お子様とのコミュニケーションにもつながると思いますので、実践してみてくださいね。
今年もたくさんのお子様の笑顔がみられるのをスタッフ一同、お待ちしております。
桜こどもクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:齋藤)