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ちょっとこわい低温やけど<スタッフブログ>

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あっという間に時は過ぎ、今年も残りひと月となりました。

クリスマスにお正月休みと、楽しみがいっぱいの12月、皆様いかがお過ごしでしょうか?

寒い季節になりますと、使い捨てカイロや、湯たんぽ、家庭内ではホットカーペット、こたつを使用する機会が増えますね。

そこで今月は「低温やけど」についてお話したいと思います。

 

  • 低温やけどとは・・・

体温より少し高めの温度(44℃~50℃)のものに長時間触れ続けることで、皮膚の深い部分にまで熱の影響を受けている状態をいいます。熱さや痛みを感じにくく、軽傷と勘違いしがちですが、普通のやけどより重症化してしまう場合があり注意が必要です。

 

  • やけどの深さと観察のポイント

第1度:皮膚の表面が赤くなっている時で、水ぶくれにはならない程度でヒリヒリとした痛み

第2度:水ぶくれ(水泡)ができ、浅い場合は強い痛みが、深い場合は痛みがない状態

第3度:皮下組織まで達するやけどで、痛みがなく、黒色や褐色、白色になっている状態

 

  • 低温やけどを負ってしまったら・・・

まずきれいに洗い、流水で10~20分ほど冷やしてください。また水ぶくれができている場合には雑菌が入る恐れがある為、潰してはいけません。もし破けてしまったらラップを巻いてガードしてください。ガーゼは体液を吸ってしまい、患部に貼りついてしまうのでやめましょう。

低温やけどは見た目ではどの程度症状が重いのかがわからないので、自己判断せずすぐに医療機関を受診しましょう。

 

  • 低温やけどを防ぐ為には・・・

熱源になるものに直接触れないようにすることです。

赤ちゃんは大人に比べて皮膚が薄いため、寝返りできない時期は特に注意が必要です。

例えばカイロなどは直接肌に触れさせず、服の上から貼るようにしましょう。湯たんぽはタオル等で包んでもやけどを起こす可能性があるので、寝る前に寝具に入れて暖めておき、寝る際には出すように心がけましょう。ホットカーペットやこたつ、電気毛布等で赤ちゃんを寝かせないようにするなどの対策をしましょう。

 

これからますます寒さが厳しくなりますが、風邪やインフルエンザといったウイルス対策だけでなく、「低温やけど」対策も万全にして楽しい冬をお過ごしください。

 

(担当:新井)

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