過ごしやすい季節となり、子どもたちも思いっきり外遊びを楽しめるようになりましたね。
と同時に、だんだん虫が増えてくる季節になってきました…
みなさま、虫よけ対策が必要なのは初夏から夏くらいまでとイメージしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、蚊の活動期間は意外と長期間なんです。
4月ごろから少しずつ出始め、7~9月ごろに一番多く活動し、9月以降も存在します。
子どもの場合、蚊に刺されたあとにすごく腫れてしまったり、刺されたところを搔きむしってしまい、「とびひ」になってしまうこともあります。
そこで、今回、おすすめの「蚊」対策をいくつかご紹介したいと思います。
①黒い服は避ける。
黒い服は白い服に比べて10倍も刺されやすくなります。
②足の裏をアルコールで拭く。
足の裏の常在菌の種類が多いと蚊に刺されやすいという研究結果があります。出掛ける前にアルコールで拭きましょう。足の臭いに蚊がよってくるので、靴下をこまめに替えることもよいと言われています。
③窓の開け方を工夫する。
窓を全開にする場合は左側を開けて、半分開けるなら右側がおすすめです。
その理由として、左側の窓は網戸と外側の窓サッシが重なっていないため、隙間が出来てしまい、蚊が室内に侵入しやすくなるためです。
④虫よけを使う。
現在は月齢の小さな子どもにも使える虫よけも販売されているようです。子どもに虫よけスプレーを使用する場合は自分で使用させず、大人が塗ってあげるようにしましょう。一度保護者の手に取ってから塗ってあげると良いです。小さな子どもの手には塗らないようにしましょう(手を口に入れてしまう恐れがあります)。
⑤日焼け止めの後に虫よけを使う。
虫よけスプレーと併用する場合は先に日焼け止めを塗り、その後虫よけスプレーの順番の方が蚊にさされにくいです。
今回「蚊」の対策についていくつかご紹介しましたが、ご存じの通り、日本脳炎は蚊を介して感染する病気です。現在は、生後6カ月より接種が可能となっており、当クリニックはネットで予約ができます。蚊が増えてくる前に、まだ日本脳炎を接種されていないお子さまがいらっしゃいましたら、この機会にぜひおすすめいたします。
蚊にまどわされることのない、快適な毎日を送れるといいですね。