2023年1月4日
あけましておめでとうございます。
世界では戦争地域もあり、多くの痛ましい事故も起き、心安らかではない方もいらっしゃると思います。このように新年を迎えられることに、感謝致します。
当院は明日から診療を開始しますので、どうぞよろしくお願い致します。
昨年は、重光先生を院長としてお迎えができ、桜こどもクリニック本八幡を開設できました。設立にご協力をいただきました多くの方々には、この場をお借りして御礼を申し上げます。
小児循環器診療については、専門的検査ができる設備を整え、心雑音や不整脈などの小児患者さんの診療が可能となっています。また、小児感染症については、コロナ検査を迅速にすすめるために30分以内で検出できる院内PCR機器を整え、より正確に、迅速に、診療できる体制を整えられました。
一方、桜こどもクリニック市川では、舌下免疫療法の導入実績が300名を超えました。私は小児科専門医で、アレルギー専門医でもあるため、お子さんの5年後や10年後を見据えた診療となっています。重症なアトピー性皮膚炎の方も受診され、痒みのために夜も眠れずに皮膚が厚くなってしまった患者さんも、痒みがコントロールされて日中は外で遊べて、月1回の通院で維持できるまでになりました。また、生後2か月の初めてワクチンの方々を多くお迎えできてきます。ワクチンの予定については、抜けがないよう看護スタッフと共にスケジュールを組んでいます。
桜守、という職業があります。
桜の健康状態や土の状態から、桜の健康状態をみて、花を咲かせるお手伝いをしている職業の方々です。冬の寒さに直面した時には、身を縮めて根を伸ばし、寒さや風に耐えて春を迎えられるよう、医療という側面から多くの方をサポートして参りたいです。わたしたち小児クリニックは、その桜守のお仕事を同じように、辛い時のサポートの役割があると思っています。
小児科医として、やりがいを保つ秘訣は、やはり子どもに関わる医療ということだからでしょうか。お子さんは将来の宝、可能性がいっぱい詰まっています。社会の中でどのように伸び伸びと子どもたちが過ごせるのか、辛いことから少しでも改善できて、気持ちが軽くなるようなクリニックでいたいと思いますし、明るい未来を描けるよう、クリニックとしてサポートして参りたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
医療法人社団エメ・ヴィベール
桜こどもクリニック市川
院長・理事長 木村岳人