銀杏中毒 <スタッフブログ>#桜こどもクリニック市川#市川駅からすぐの小児科アレルギー科#痙攣#銀杏#ビタミン

先日小児の事故について学ぶ機会がありました。

その中で銀杏中毒について気になったので御報告しようと思います。

昔は祖父母などと暮らし銀杏中毒について語り継がれ、知識としてあった時代もありますが、現在は核家族も増え銀杏に中毒があることを知らない世代が多いと思います。 そんな私も知らずに沢山食べていました。

【銀杏中毒】は銀杏の実がなる秋~冬にかけて多く、10歳未満の子供によくみられます。

銀杏の実をレンチンして塩をかけたおつまみや、手軽につまめるドライ銀杏も売っています。お菓子より健康的で良かれと思いまた、美味しいのでつい1袋食べてしまいがちです。ドライ銀杏は市販で1年中手に入ります。

銀杏の食用部分にはビタミンB6の働きを阻害する有毒成分(ギンコトキシン:4-oメチルピリドキシン)が含まれます。

これはビタミンB6に似ているため、間違えて脳が取り入れてしまいますが、本来の働きをしない為、結果ビタミンB6欠乏症を引き起こしGABA(※)の生合成を阻害して、稀に痙攣、めまい、吐き気、嘔吐などの症状を起こします。

食べてから1~12時間後に現れます。

(※)GABAとはアミノ酸の一つで、脳内の中枢神経系において抑制的に働く物質であり興奮を鎮めたり、リラックスをもたらしたりしています。(ギャバ・ストレスセンターより)

ビタミンB6との関係があるため、体内にビタミンB6をどの程度蓄えているかによって、中毒症状が発症するかしないか、人それぞれとなってきます。

とりわけ子どもは、解毒作用が発達しきれていないことから中毒症状を起こしやすいので、5歳未満には与えない方が良いとされています。

1日の摂取量の目安は子ども5個まで、成人10個までが安全とされています。

経口中毒量は子どもが7個以上、大人は40個以上です。

子供も大人も美味しいとあるだけ食べてしまいがちなので注意が必要です。

もし中毒症状がみられた場合は、直ぐに医療機関を受診し、銀杏を食べたことを伝えてください。

銀杏は良い栄養素も多く含まれていますのでバランス良く摂取量を守り、上手に摂りたい食品ですね。

(担当 岩瀨)

  • 2020.04.30
  • Kimura
PAGE TOP