春は子供たちにとって、卒業や入学、進級によるクラス替えなど環境に大きな転機がある季節です。私自身も小さい頃は環境の変化に弱く、よく両親に心配をかけていました…
期待に胸を膨らませる一方で、大きな不安を感じている子供もいるのではないでしょうか?
家族としても、この時期特有の子供の不安な気持をサポートし、いつにも増してしっかり見守ることが大切です。そしてそのためには、日頃から子供との丁寧なコミュニケーションを心掛け、子供の微妙な気持ちの動きに寄り添える環境が大切なんです。
こんなサインを見逃さないで!
・おなかが痛い
・食欲がない
・イライラして怒る・泣く
・ベタベタして甘えてくることが多くなった
・イヤイヤが増える
・寝つきが悪い
・爪を噛む
・指しゃぶり
…など
ここに挙げたのはほんの一部ですが、いずれも「私はここにいるの!」「もっと私を見て!」という子どもからのサインかもしれません。
○親としての対応
キーになるのが親をはじめとする保育者の存在です。新たな環境、新たな人間関係の中で子供は子供なりに頑張っています。ベタベタ甘えてくる、何故かイライラしている、なかなか泣き止まないといったこともあるかもしれません。しかしそのような時こそ、何も言わず抱きしめてあげることが大事な瞬間です。
大切なのは子供の気持ちに寄り添い、コミュニケーションをとること。子供の話を聴く時のポイントは「無理強いしない」「うんうんと、肯定的な返答」「笑顔で接する」の3つです。
子どものSOSに気づいたら、子どもを見守り向き合うことが始まりであり、そしてもっとも大切なことです。しかし、それでも子どもの様子がおかしいと思ったら、いつでもクリニックにご相談にいらしてくださいね。
(スタッフA.K)