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HSCについて〈スタッフブログ〉

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HSCという言葉を聞いたことはありますか?
先日、HSCについての講演を聴く機会があり印象に残ったため、こちらで少しお話ししようと思います。

◯HSCとは
Highly Sensitive Child(ハイリーセンシティブチャイルド)の略で、「人一倍敏感な子ども」を意味する言葉です。
大人に対して呼ばれる、HSP:Highly Sensitive Person(ハイリーセンシティブパーソン)の子どものことです。
1996年にアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士によって提唱されました。
HSCは、生まれつき「人一倍敏感」という個人の気質であって、病気ではありません。
このHSC気質は人口の20%程度、つまり5人に1人が持ち合わせていると言われているそうです。

◯ HSCの特徴
HSCには主に「DOES」という4つの特徴があります。
【D】(Depth of processing):深く処理する
・少しの情報から多くのことを察する
・周囲の空気を敏感に察知する
・行動するまでに時間がかかる
・間違うことを恐れ慎重になりやすい
【O】(being easily Overstimulated):過剰に刺激を受けやすい
・暑さや寒さなどの環境の変化に弱い
・痛みを感じやすい
・音やにおい、肌触りに敏感で合わない服やチクチクする服が苦手
【E】(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular):共感力が高く、感情の反応が強い
・自分以外の人が怒られている様子を見ると、自分のことのように感じる
・不公平なことに強く反応する
【S】(being aware of Subtle Stimuli):ささいな刺激を察知する
・表情や声の調子など小さな変化に気づく
・他人の髪型や周囲のちょっとした環境の変化に気づく

◯HSCセルフチェック
提唱したアーロン博士によると、Is Your Child Highly Sensitive?に記載のある23の質問に回答することによって、お子さんがHSCかどうかを判断できるとしています。13以上当てはまった場合、また、該当する個数が少なくても強く該当する場合はHSCの可能性が高いとしています。
http://hspjk.life.coocan.jp/selftest-hsc.html

講演の中で、HSCの特徴を理解した上での関わり方についての話もあり、病気ではなく生まれもった気質なので特別な配慮が必要というわけではない、他の子と比べない、ありのままを見てあげる、受け入れてあげる、人一倍敏感なため周りの環境も大事、多くのことを吸収しやすいため休息も大事、といった内容でした。

もしかしてHSCかも?と気になった方は参考にしてみてくださいね。

(スタッフY.M)

 
 
 
 
 
               
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