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チック症について<スタッフブログ>

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こんにちは。
9月に入り朝夕の暑さが落ち着き、少しずつ秋の気配が感じられるようになりましたね🌰

さて、今回はチック症についてのお話です。

 

【チック症とは?】
突発的で不規則な体の動きや発声が、本人の意思とは関係なく繰り返しおきてしまう症状をチック症といいます。
4~5歳頃に始まることが多く、男の子に多い傾向があります。10人に1~2人は体験するよくある症状です。
運動チックと音声チックがあり、それぞれ単純性と複雑性に分類されます。

◆単純性運動チック
・まばたき
・顔をしかめる
・首を振る
・肩をすくめる

◆複雑性運動チック
・ジャンプを繰り返す
・ものや人を触る
・匂いをかぐ

◆単純性音声チック
・咳払い
・鼻をすする
・「あっ、あっ」など声を出す

◆複雑性音声チック
・汚言症(人前で言うことがはばかられるような汚い言葉を言ってしまう)
・反響言語(他者が発した言葉を繰り返す)
・反復言語(自分の発した音声や単語を繰り返す)

 

【原因】
はっきりとした原因はわかっていませんが、遺伝的要因や、脳の神経伝達物質の関与が指摘されています。
子どもの性格や、親御さんの育て方に問題があるといったことはありません。

 

【対応】
チックはわざとやっているわけではなく、子ども自身は気づいていないこともあります。
症状が出ると気になってしまうかもしれませんが、注意したり、叱ったりしても効果はありません。(人に迷惑をかけた時など叱らなければいけない場面もありますが…)

指摘せずにいつも通り過ごすこと、安心できる環境が大切になりますのでスキンシップをとりながら温かく見守ってあげてください。
多くの場合、1年以内に自然に症状がおさまっていきますので、ご本人が困っていなければ治療の必要はありません。
しかし、ご本人が症状によりつらい思いをしたり、生活面に支障が出たりするようであれば受診し医師にご相談ください。

 

心配だけれど些細なことにも思えるし、クリニックを受診してもいいのかな…
こんな症状はどこに相談したらいいのかな…と悩むこともあると思います。

お子さまのことで何かお困りごとがあれば、まずはお話を聞かせてください。
不安が和らぐように、またお子さまがその子らしく元気に過ごせるように、お手伝いできればと思います。

今年は9月、10月も高温傾向が続き、本格的な秋の訪れは遅くなるようです。
熱中症対策をしながら、残暑を楽しみましょう☺︎

 

(担当:E.H)

               
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