春の日差しと、そよ吹く風が心地よく感じる日が多くなってきましたね。
4月に入り多くのお子さんがご入学や進級をされ、また1つお兄さん・お姉さんになられて、親としては成長を感じることができて嬉しい反面、寂しいような…そんな思いをされている親御さんもいらっしゃるかと思います。(もう少し…小さなままでいて欲しいな…と、私もそんな思いをしています…)
そんな方へ、またそうではない方にも是非お勧めしたいのが親子のスキンシップです。普段何気なくとっているスキンシップですが、スキンシップをとるとオキシトシンというホルモンが分泌されます。このホルモンは、別名:愛情ホルモンとも呼ばれており、スキンシップをとることで、不安な気持ちが減ったり、情緒を安定させたりと、ストレスを軽減する効果が現れると言われています。私たちは、コミュニケーションを図る上で赤ちゃんや小さなお子さんには、言葉の意味が伝わらないことがあります。時には、互いにもどかしさを感じることもあるでしょう。しかし、言葉が通じなくても抱きしめてもらったり、手をギュっと握りしめて貰った時の温もりは、体の感覚として感じ取ることができ、心が落ち着きます。さらには、スキンシップを図った大人にも、このオキシトシンが分泌されるため、子どもと同じように大人にもリラックスの効果があります。
つまり…大人にも子どもにも双方に良い影響がもたらされるということです。
以前は、抱っこをたくさんすることで抱き癖がつくとも言われていました。しかし、子どもがママやパパに抱っこをして欲しいと思うのは、ごくごく自然なこと。その場で、子どもの思いに応えられない時や、「また、抱っこ…」と思われる時もあるかと思います。そんな時には、無理をしないで、ちょい抱きをしてあげて下さい。その短い時間のちょい抱きでも十分に安心感を与えてあげることが出来ます。
新年度になり、新しい環境への変化でストレスを感じているお子さんもいらっしゃるかと思います。小さなお子さんは、ギューっと抱きしめたり、大きくなられた思春期のお子さんには、「頑張ってるね!」 と、頭を撫でたり、肩を抱いたりと、オキシトシンを意識したスキンシップをぜひやってみましょう!
育児や仕事にと忙しい毎日を送られているとは思いますが、そんな時こそ、かわいいお子さんや大切な人と‘’10秒チャージ‘’してみませんか?