連日ニュースで取り上げられる感染症について、当院でも対策を強化してきております。常に情報をアップデートして、院内スタッフ含めて共有しています。
①手洗いについて。
「いち処置・いち手洗い」とはよく医療界で言われる手洗いの基本です。一回処置したら一回手洗いをするという意味ですので、頻繁に手洗いをすることとなります。また、手洗いは洗い残しが出やすい場所があります。指先の爪の回り、手首には洗い残しが出やすいことが分かっています。
②マスクの取り外し方について。
マスクの表面にはウイルスや細菌が付着しているものと考え、マスクの表面には触らないように、触った場合は手が汚染されたとしてその後の手洗いを強化します。
検体採取や処置をする時には手袋はもちろん、適宜ガウンも着用します。
③院内清掃について
昼休みには、院内の清掃として手すりやベッド、机回りを清潔にし、空気の入れ替えも行っています。
市川のクリニックはまさに感染症の最前線での診療です。クリニックの使命ということも考えながら診療しておりますが、感染が疑わしい方は市川市の帰国者・接触者電話相談センターへ御案内するようになっています。目安は下記症状です。
・風邪の症状や、37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさがある。(高齢者や基礎疾患のある方は、上記の症状が2日程度続く場合)
お子さまの感染例は少ないとの報告があります。中国での感染者1099名のうち、15歳未満は9人(0.9%)であり、そのうち1人のみ重症で、その他は軽症だったとの報告です。
今後も感染の終息に目途が立たない理由は、日本国内で感染拡大が防止できているようでも、今後、海外から再度持ち込まれる可能性が出てくるからです。
自宅でできる感染対策は、主に手洗いとなりますので、どうぞ手洗いをマメになさって下さい。