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起立性調節障害について〈スタッフブログ〉

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こんにちは。
朝晩はまだまだ冷え込みますが、日中は春の日差しが暖かくなりましたね☺︎

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月は1年の締めくくりの時期でもありますが、進級や進学に向けた準備の時期でもあります。
忙しい毎日ですが、1日1日大切に過ごしていきたいですね🌸

 

今日は思春期のお子さんに多い【起立性調節障害】についてお話したいと思います。

【起立性調節障害】とは、起き上がった時に身体や脳への血流が低下する自律神経系の病気です。

小学校高学年から中学生のお子さんに多く、中学生の約10%にみられると言われています。

 

主な症状
・朝なかなか起きられない
・夜寝付けない
・立ちくらみやめまい
・頭痛
・腹痛
・食欲不振
など

日によって、また季節や天候によっても体調が左右されます。
また、春から夏にかけて悪化しやすい傾向があります。

 

原因
自律神経中枢の機能が悪くなることで、交感神経(活動を司る)や副交感神経(休息を司る)の働きの調整バランスが崩れることにあります。

 

日常生活で気をつけること

生活リズムを一定に保つ
夜は眠くなくても、早めにお布団に入るようにしましょう。
だるくても日中は横にならないようにすることも大切ですが、本当につらい時は適宜休んでください。

◇水分・塩分の摂取
水分:1.52L
塩分:食事を通して10g
1日の摂取目安量です。
血液の循環量を増やし、血圧低下を防ぐ効果が期待できます。

◇急に立ち上がらない
脳の血流低下を防ぐために、寝た状態や座った状態からはゆっくりと立ち上がるようにしましょう。


起立性調節障害のお子さんは、午前中に症状が重く、午後になると改善する傾向があります。
そのため、「怠けている」「サボっている」などと誤解されてしまうことも少なくありません。

原因がわからず自分ではどうにもならない不安や、周りに理解してもらえない辛さなど抱えてる子も多いかと思います。

見守る側も、甘えなのか、病気からくる症状なのか判断に迷いつつ、つい叱ってしまうこともあるかもしれません。。

起立性調節障害には、周囲の理解と協力が何より大切です。

話を聞いてもらえる人がいるという安心感を得られること
今できていること・頑張っていることを評価してもらえること
とっても大きな支えになります。

起立性調節障害以外にも、お子さんの症状について、何か気になること・心配事があればまずはご相談いただければと思います☺︎

 

参考:
田中英高(2013)『起立性調節障害がよくわかる本 朝起きられない子どもの病気』 講談社 

 

(担当:花島)

 

 

               
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