寒くなって来ましたが皆様、便秘で困っていませんか?
大人の場合は、寒くなってくると便秘になるという話を、お聞きすることがあります。
水分の摂取量や運動量、体温の低下。トイレの我慢などが、原因と言われています。
赤ちゃんの場合はどうでしょうか?離乳食をスタートしたら、便秘になったと相談を受けることがよくあります。
離乳食に慣れていく頃は腸の機能が未熟であり、いろいろな食べ物が入ってきて腸内環境が変化していきます。
また、母乳やミルクの摂取量が少なくなることによる便の水分不足や離乳食初期の食べ物は(消化のよい物のため)便の元になるカスが少ないということも原因と考えられます。
離乳食をスタートして便秘になったからといって中断はせず、育児書などを参考に月齢に応じた食べ物で、工夫してみましょう。
それでも、便秘してしまう場合は、どのタイミングで受診すれば、
いいのでしょうか?
① 便が4~5日出ていない。機嫌も悪くなく離乳食や哺乳量が減っていなくても、このくらいの日数が目安になると思います。
② ここまでの日数ではなくても、離乳食や哺乳量が減っていてお腹が張っている場合。
③ 便が硬く、便をするたびに力んでいてつらそう、肛門が切れてしまった。
このような場合が受診の目安となります。
これ以外でも心配があれば受診、ご相談ください。薬が必要かの判断やマッサージ、綿棒浣腸の指導などの対応が可能です。
また、離乳食の進め方などは、乳児健診や助産師相談外来などでも対応しています。
担当 宇野澤